種蒔きさん

思うことがあり、Biologyをちょっと勉強してみようと思って、とりあえず植物の種を買ってきて蒔いてみた。
10日間くらいで芽が開くと書いてあるので、家の中で陽のあたる場所に置いとく。



一緒に買った土の匂いを嗅いで、小学生くらいまで、昆虫少年だったことを思い出した。母方の実家は自然溢れる所にあるので、行った時はよく知り合いのおじさんの車に乗せてもらって森の中に行き、カブトムシやクワガタの幼虫を探しに行った。腐葉土で一杯にした飼育箱に入れとくと、いつの間にか蛹になって孵化する。腐葉土がそのまま幼虫の餌になるからだ。もちろん、植物の種を蒔けば、放って置くと芽が出る。何故だろうか。

腐葉土は、自然界のエコサイクルの過程で、木から落ちてきた葉っぱや枝を、バクテリアやミミズが生化学分解(*喰って出す)して堆積されたものだ。養分が吸収しやすい形に変化し、それを得た個体が生命を育み、役目を終えた後、その個体がまた分解され、他者の糧となる。人間も本来はそのサイクルの一角であるはずだ。

よくよく考えると、これって凄いことではなかろうか。肉眼で見えない世界で無数の生物やウイルスが常に蠢いていて、影響を与え合っている。僕達が見ている世界はそのレイヤーを通過した結果の世界でしか無い。もしかしたら、僕達の活動も、巨人の世界の中の小さな細胞膜の中で行われているミクロな活動の1つでしかないかもしれない。妄想が膨らむ。

ということで、こういったエコサイクルの科学的な説明を自分の中で得たいので、オンライン教材(こういうのとか:Molecular Biology: Macromolecular Synthesis and Cellular Function | Berkeley Video Course http://academicearth.org/courses/molecular-biology-macromolecular-synthesis-and-cellular-function)を上手く使って勉強したいと思うんだけど、良さそうなのに出会えていない。基本的に気になったことを自分で掘り下げていくと思うのでいいのだけど、体系的な基礎の理解があったほうが絶対良いので、良いのがあれば教えてください。


参考:
Humus - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/humus