悪夢と不思議の国のアリス症候群

帰国してからというもの、翌々日よりベンチャーキャピタルインターンに舞い戻り、必死で1週間を過ごしておりました。社長から「女性医療のビジネスをプランニングをしなさい。即、会議を開くのでよろしく」という無茶ぶりを受け、自分の頭の硬さとか能率の悪さにがっかりしながら苦心を重ねております。

そんなこんなで医療関係の知識を頭に入れる必要があるため調べ物をしていて、wikipediaで興味深いものを発見したのでご紹介。

不思議の国のアリス症候群
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

本題はアリス症候群ではなく「悪夢と不思議の国のアリス症候群」の項なのだが、

ある特徴的な悪夢と不思議の国のアリス症候群との関係がインターネット上で取り沙汰されることがある。この悪夢は、しばしば交互に訪れる巨大なものと極めて細いもの、黒と白、極端に巨大な事象を傍観する感覚、取り返しがつかないことをしたような不安感などを特徴とし、不思議の国のアリス症候群による体験との類似がみられる。主として幼少期に病気で高熱に浮かされた時などに少なくない人々が経験している。

この「しばしば交互に訪れる巨大なものと極めて細いもの」「極端に巨大な事象を傍観する感覚」「取り返しがつかないことをしたような不安感」をまさに幼いとき発熱して夢で見て、大泣きしては目が覚めるという経験をはっきり覚えています。

数ヶ月前にも仲の良い友達とこの話をして、当時全く接点の無い2人が全く同じ体験を共有している事に、神秘的な感覚と恐怖を覚え鳥肌が止まりませんでした。この時は「無数のブロックが敷き詰められ押しつぶされる感覚」「数字が数え切れなくなってパニックに陥る(なぜ数えるのかは全くわからない。夢の中の話。)」などが挙げられ、二人が当時共通してやっていたこと、ということでお受験教育に原因があるのではないか(強制された不可避な知識の抑圧が、悪夢として脳内で処理される)と推論づけましたが、この二人だけの共有物では無いようですね。

科学で全く太刀打ち出来ない、こういった脳内の話とか、宇宙の話とか、宗教の話とか、なまめ大好きです。この悪夢の原因は一体何だったのか。今ではもう高熱を出しても見ませんが、しかしどことなく「その悪夢へ入って行ってしまえる感覚」の一歩手前をふと感じます。