数字の説得力

最近意識してることに、数字の持つ重み付けがある。具体的数値を入れる事によって説得力が全然違う。
例えば、

△日本の個人金融資産のかなりの額は、高齢者が保持している。
○1500兆円にものぼる個人金融資産の70%を、60歳以上が保持している。

前者が何も言っていないのに対し、後者であれば無意識的に規模感が掴める上、具体的な額も計算できる。

①1500兆×70%=1050兆
②総人口1億2800万人を1〜29歳、30〜59歳、60〜90歳と大雑把に分けて、60〜90歳を4000万人強と推測
③4000万人が1050兆を持ってるんだから、1人あたま2620万。

とここまで来ると、あれ騒がれる程では無いのかも、、とか思ったり。自分が平均以上か未満か判断できますね。ちなみに60歳未満は9000万人弱で450兆を分け合ってるので、1人あたま500万。。。5倍。。まじですか。。なんという格差。と、呑気な考えをしっかり否定できました。

精度の低いフェルミ推定ですが、こうやって少しずつ数字の規模感を身につけていくと、説得力が増しそう。万と兆の計算はググってしまったので、こういう大きな数字も脳内計算できるようにならねば。


■数字を用いた説得の例
YouTube - 有識者会合での勝間和代のコメント 1/3 http://www.youtube.com/watch?v=ss57nhs9btq