就活始めました。なまめの方向性など

先日Bain & Companyのサマーインターン説明会と、Infinity Campusセミナーに参加したのを皮切りに、就活をぼちぼち始めたりしました。

まだ5月にも関わらず、早とちりもいいとこですよね。というのも、無事に香港大学への交換留学は決定し、今年の夏から1年行くわけですが、どうしても4年で卒業したい。幸いほぼフル単できているので、上手いこと香港大の単位をトランスファーする形で学校の方はなんとかなりそうですが、就活状況次第では1年落とさなければいけなくなる可能性があります。

今のところ一番ベストなルートは、夏までの期間にある程度企業と接触し、香港在学中の選考に繋げる、という方法かなーと思っています。アジア圏にはボストンキャリアフォーラムのような、留学生への特例措置は知る限り無し。アメリカまでその為だけに行くのもなんだかなぁ、、ということで、地道に就活に足を踏み入れてみた訳です。

就活の方向性ですが、ミーハー思考も安定指向も捨てて、まるで気が狂ったようにリスクを取っているかのように見えて、将来的な割引リスクは最も低い上リターンが高い、という新手の金融商品のような選択をしようと思っています。

意外かもしれませんが、新エネルギー、都市インフラ等の業種に興味があります。といっても大手日系デベロッパーとかでは無く、政府レベルのバックアップが付いた、少数精鋭のグローバルスタートアップベンチャーなどが理想です。スタンフォード大学の研究室からスピンアウトしたバイオエネルギーのベンチャーで、政府の産業控除補助を受け、CEOは元重鎮戦略コンサルタント、みたいな。

こういった方向に昨年末くらいから興味が出始め、ニューヨークに旅行した際、コロンビア大学で垂直農業ビルの開発設計をしている教授に話を聞きに行ったり*1、先日は大学の友人と、Electric vehicleへのエネルギーインフラを提供するBetter Placeという企業へお邪魔したりと、興味レベルから少しづつアクセスしています。

例えばBetter Placeのステーション現物を見せて頂いて、心からワクワクした。これが日本中に広がったら、あるいは世界中に広がったら、どんなに産業構造や人のライフスタイルを変えて行くのだろうかと考え巡ってしまう。やっぱこういうモノじゃないと、仕事には出来ないわと感じる次第です。人口動態を見ると高齢化が進むから老人用紙おむつの需要が増えるはずだ、だから俺はムーニーマンになる!みたいな打算的な考えだけでは無理。熱いパッションと冷静なロジックのバランスを守りたい所。更に言うなれば、どう考えても、満員電車に揺られて通勤して家では妻と子供に愛想をつかれ、ふと立ち寄った本屋で「仕事は楽しいかね?」みたいなタイトルの本にハッと目がいってしまうものの取引先との時間に遅れそうでダッシュみたいな疲れたサラリーマンには成りたくありません。

当然自分はハイパー技術者でもなんでも無いので、こういった企業がそもそも学部レベル人材に対して需要が無いのは分かっていますが、それこそ頭の使いようで、強く望むのであれば、やり方はいくらでもあるし、なんとでもなるだろうと楽観視しています。

現実的には、上述テーマを第一に持ちつつ、他の業界の事を大して知っている訳でも無し、国内、国外企業共に全体的に幅広く情報収集はしながら、選択肢を狭めて行こうと思います。それが恐らく日本を発つまでに自分がやることで、選考の早い外銀コンサルに対しては、冒頭に書いたような各社説明会や、Share-Projectなどに参加して、社員さんとよーくお話し、意思決定していこうと思います。

割と楽しい就活が出来そうです。

*1:アクシデントあり、直接会えなかったのだけど